「世界を共に築く 中南米に連携訴え」

本日の東京新聞朝刊に、外遊中の岸田総理のブラジル・サンパウロでの演説の模様が報じられていた。グローバルサウスと呼ばれる、中南米の新興・途上国と日本が連携することによって、新たなビジネスチャンスによる格差の是正や日系人を通じた交流、中国の進出への牽制などがテーマとなっている。グローバル・サウスは聞きなれない名称だが、世界の人口第1位のインドや、同4位のインドネシア、同5位のパキスタン、同6位のナイジェリア、同7位のブラジル、同10位のエチオピアが含まれる。また、人口1億人規模のエジプトやフィリピン、イランが含まれる。2050年には世界人口の3分の2がグロバールサウスの国になるとの予想もある。

少子化に悩む日本がこうした国と経済連携を図っていくのは大変重要である。しかし、もうすでに日本がイニシアチブを取れる時代ではなくなりつつある。日本の工業製品の売り込みもよりも、観光やコンテンツ産業に注力したい。

「15歳未満人口 43年連続減」

本日の東京新聞朝刊に、15歳未満人口が43年連続減という記事が掲載されていた。
1974年以降、合計特殊出生率が以一貫して右下がりとなっているのだ。現在の日本では人口を維持(人口置換水準)するには、合計特殊出生率(女性が生涯に産む子供の数)は2.07必要である。団塊ジュニアのピークである1973年こそ、2.14と上回ったものの、1974年は2.05となり、それから50年間一度も人口を維持する2.07を上回っていない。

人口の問題は地理総合の大きなテーマの一つである。世界では東アジアや欧州での少子化とアフリカの人口爆発が同時に急速に進んでいる。こうした問題も授業の中で扱っていきたい。

「ガザ戦闘終結受け入れず」

本日の授業で、2年生全クラスの小テストが終了しました。
2年生の授業は宗教に関する内容でした。用語の説明をしても面白くないし、昨年も少し触れているということなので、現在の政治を理解できるように、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の対立を簡単にまとめてみました。

現在のイスラエルはパレスチナ自治区ガザに対して、強硬な姿勢を緩めていません。ユダヤ教は「ノアの方舟」に象徴されるように、ユダヤ教の信者以外は救われないという選民的、排他的な教義を持つ宗教です。もともと他宗教、他民族と共存共栄することを否定しているといってもよいでしょう。

宗教紛争は決して対岸の火事ではありません。自分たちの国のこと、自分ごととして捉えることが大切です。

「さまざまな人と 共に生きよう」

本日の東京新聞朝刊記事より。
県南部を中心に、クルド人への差別や排除が続く中、川口市で行われた反対パレードの様子です。穏当に済むのであればヘイトパレードでさえ表現の自由は守られるべきである。そして、それに反対する人々の行動の自由も保証されるべきである。