本日の東京新聞朝刊に、15歳未満人口が43年連続減という記事が掲載されていた。
1974年以降、合計特殊出生率が以一貫して右下がりとなっているのだ。現在の日本では人口を維持(人口置換水準)するには、合計特殊出生率(女性が生涯に産む子供の数)は2.07必要である。団塊ジュニアのピークである1973年こそ、2.14と上回ったものの、1974年は2.05となり、それから50年間一度も人口を維持する2.07を上回っていない。
人口の問題は地理総合の大きなテーマの一つである。世界では東アジアや欧州での少子化とアフリカの人口爆発が同時に急速に進んでいる。こうした問題も授業の中で扱っていきたい。