「アフガン地震、2000人死亡」

本日の東京新聞朝刊に、アフガニスタン西部のヘラート州で地震が発生し、2000人超が亡くなったとの記事が掲載されていた。アフガニスタンはアルプス・ヒマラヤ造山帯に位置している。インドオーストラリアプレートとユーラシアプレートが衝突する境界の変動帯である。また、同志社大学の調査資料によると、大きめのactive fault(活断層)がヘラート州を貫いていることがわかる。

イスラム教原理主義のタリバン政権は世界的に評判がよろしくないが、こういう災害時の時こそ、イスラム教の「六信五行」にある助け合いの精神を発揮し、災害救助を主導してほしいと思う。

「晴美フラッグ ファミリー層流入」

本日の東京新聞朝刊に、東京五輪の選手村の跡地にファミリー層が流入してきたとの記事が掲載されていた。地理Bや地理探求で学ぶ「ジェントリフィケーション」の典型的な例である。港湾施設や倉庫しかなかった晴美埠頭を再開発したことで、中間層〜富裕層が転入してきたのだ。「ジェントリフィケーション」は、イギリスにおいて環境悪化の影響で都心から転出していたジェントルマンが再転入したことに由来する。

「ハマス、ロケット弾3000発超」

本日の東京新聞朝刊に、イスラエルのガザ地区から大量のミサイルが発射され、イスラエル側もガザ地区を報復空爆したとの記事が掲載されていた。ちょうど、地理総合でエルサレムを巡る歴史について触れたところなので、関心を持って読んだ。

月並みな表現だが、暴力からは何も生まれない。対話からしか解決には至らないのだが、アメリカでも仲介役を果たし得ない。イスラエル政府の硬直化した態度が主要因なのだが、ハマスに武器供与しても解決にはならない。

「イラン女性 抵抗の象徴」

本日の東京新聞夕刊に、イランの女性人権活動家のモハンマディさんがノーベル平和賞を受賞した記事が掲載されていた。イラン政府がイスラム教の教義を利用して人権侵害や表現の自由を奪っているというノーベル賞委員会の見解と、ノーベル平和賞の政治利用であり、欧米によるイスラム教への冒涜だとするイラン政府の批判が渦巻く受賞となっているようだ。

「80歳以上 初の1割」

本日の東京新聞朝刊に、日本の65歳以上の人口の割合が29.1%に達し、2位のイタリアの24.5%、3位のフィンランドの23.6%を抑えて、世界第1位を維持したとの記事が掲載されていた。今後少子化が進展すれば、ますます高齢者の割合は増加することになる。記事にもあるが、現在65歳前後は、団塊世代と団塊ジュニア世代に挟まれた、比較的人口が少ない世代である。これから10数年後、現在50歳前後の団塊ジュニア世代が高齢者になった時、日本は高齢者福祉を維持できるのであろうか。