「米イランがホットライン」

本日の東京新聞夕刊に、イスラエルのガザ地区への軍事侵攻を巡り、イスラエルの後ろ盾であるアメリカとハマスを支援するイランの間で、直接政府関係者が連絡を取り合えるホットラインの開設で合意したとの記事が掲載されていた。

アメリカとイランは1979年のイラン・イスラム革命以降、国交を断絶している。アメリカはイランの親米政権を利用して原油の利権を確保しようとしていたが、イランの国民の間で不満が高まり、親米政権が倒されることになった。さらに444日間もアメリカ大使館が占拠され、アメリカの面目が丸潰れになった事件である。

そのイランとアメリカの間で、イスラエル情勢の緊迫化という外部要因でありながらも、対話の道が開かれたというのは、和平に向けた一歩前進である。