「日本海にM7以上の活断層25ヵ所」

新潟から兵庫にかけての日本海沖に、M7以上の巨大地震を引き起こす可能性のある活断層が25ヵ所あるとの調査が報告されたと、本日の東京新聞朝刊で報じられていた。今年の1月の能登半島北岸断層帯を中心に、新潟から兵庫まで、びっしりと活断層に覆われている。

こうした日本海側の活断層も海底プレートの西進が影響している。日本は4つのプレートがぶつかる地震多発地帯である。太平洋プレートが年間2〜7センチほど、千島海溝〜日本海溝〜伊豆・小笠原海溝に沈み込んでいるのだが、その歪みが日本列島を飛び越えて、日本海沖まで影響を及ぼしているのである。

中学校の時に、「フォッサマグナ」という言葉を習ったと思う。人類誕生のはるか昔、約1,500万年前まで、東日本と西日本は繋がっていなかった。それが、海底火山からの噴出物と太平洋プレートが運んできた石灰岩が堆積して、東日本と西日本が繋がったのである。だから今でも糸魚川−静岡を西縁とする大陥没地帯が関東甲信越に広がっているのである。