本日の東京新聞夕刊に、日本近海で産卵するアカウミガメの生態に関する記事が掲載されていた。アカウミガメは黒潮に乗って北太平洋中部で回遊して暮らすことが分かっているが、詳細は不明である。記事によると、近年の海水温上昇に伴い、日本近海を流れる暖流ではなく、北米大陸西岸を流れる寒流カリフォルニア海流付近まで生息域を移しているとのこと。海流の動きの地図と見比べると、理解しやすいであろう。
今回のアカウミガメだけでなく、多くの魚が生息域を北に移している。これまで北海道近海の寒海魚がロシアのEEZへ移動するとなると、日本の沖合漁業はますます先細りになってしまう。