「環境悪化止まらず」

本日の東京新聞夕刊に、ブラジルアマゾン川流域の熱帯雨林とオーストラリア北東部のグレートバリアリーフの破壊が止まらないとの報告が掲載されていた。

ブラジルでは家畜飼料として高値で輸出される大豆などの畑や牛の放牧地を開墾したり、資源開発のために、1年間で東京都の5倍の大きさの森林が伐採されている。また、オーストラリアでは地球温暖化の影響で海水温が上昇しており、サンゴが死滅し白化が進んでいる。

ブラジルの熱帯雨林もオーストラリアのサンゴ礁も、どちらも光合成によって二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す、「地球の肺」の役割を果たしている。ブラジルの方は政策によって抑えることができそうだが、オーストラリアは太平洋域の海水温の上昇なので、一政府としての方策は限られる。